2018年度の事業報告書

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2018年12月3日から2019年6月30日まで

 

特定非営利活動法人COLLAWAKE

1 事業の成果

 

<経営革新・創業支援事業>

 

(プロボノ事業)

  • 「プロボノ事業」を立ち上げ、3つのプロジェクトを開始できた。「プロボノ事業」自体、宮城、東北ではほとんど知られておらず、市場も未開拓の状態なのでゼロベースで開始したが、価値を認めてくれ、実施してくれる地元企業がいることが明らかとなった。
    また、実施していく中で、当初想定していた価値が実際のものであり、事業成果が上がることに加え、受入企業、プロボノ双方に主体性とモチベーションの向上、ノウハウ取得の効果があることが分かってきている。
  • 「プロボノ」に興味を持ち、参加してくれる社会人(普段は宮城県内の企業でお勤めしているか、フリーランサー)や学生が少なからず存在することが分かった。受入団体が営利の株式会社であってもプロボノは成り立つことが証明された(ただし、成功のためには条件がある)。
  • 社会人・学生チームとプロジェクトで協働する中で、次年度に活かせる具体的な改善点をいくつも見つけることができた。この改善点を克服する施策を考え、2期で試していく。
  • 「プロボノ事業」において連携できるweb制作会社を2社獲得できた。うち1社とは本格的な制作のフェーズに入った。
    プロジェクト内容によっては受入企業、プロボノ、当会では力不足であり、専門会社等との協業が鍵になってくるが、協業先には当プログラムの趣旨を理解いただいた上で参加いただく必要がある。
    今回、丁寧に説明すれば分かっていただけ、実際にコラボレーションできることが分かった。
  • 「NPO支援」を新しく実施できた。このプログラムは、NPOの規模がまだ小さく、上記のようにプロジェクト型にして複数のプロボノに参加して貰うにはまだ早いNPO向けとしてつくったものである。
    今回、当会の担当者が、クライアントであるNPOの代表者と組んで一緒に課題解決に取り組んだ。
    目の前の問題に対処療法的に対応するのではなく、しくみとして整えることで経営強化に資するものにできた。実施してみて、プログラムとしてニーズがあり、設計をきちんとすれば成り立つものであることが分かった。

 

<採用・就職・定着支援事業>

 

  • 地元企業と学生のリアルイベントである、「インターンシップフェア」を実施できた。全ての企業が各10名を超える学生と交流でき、「インターンシップをしたい」と希望する学生を獲得することができた。
  • 仙台・宮城特化型の採用ポータルサイトである「ランチde就活」の登録企業に電話インタビューし、採用面における課題やニーズを具体的に知ることができた。また、「ランチde就活」が地元企業に積極的に活用されるための改善点も分かってきた。
  • 「ランチde就活」の掲載企業に情報更新を依頼され、企業と緊密にやり取りしながら更新することができた。
  • 「まちの人事部」として、事業の企画・運営に地域を中心とした社会人・学生に参画して貰いたいと考えていたが、学生インターン2名が協働してくれた。
  • 宮城の学生・新社会人向けウェブマガジンを運営する仙台の企業とごく軽い連携が始まり、お互いのWebページにバナーリンクを貼り合った。

2 事業の実施に関する事項

 

(1) 特定非営利活動に係る事業

経営革新・創業支援事業

 

<社外メンバー(プロボノ)協働型>

地元企業の新しい挑戦、課題解決に、普段は別の企業に勤める社会人、学生が一緒に取り組むプログラムを開発・実施。 プロジェクトの設計から、メンバーマッチング、プロジェクトの併走サポートまで一貫して実施。

実施日時

年間を通して実施

実施場所

仙台を中心に、宮城県内

従事者の人数

2人

受益対象者の範囲及び人数

・宮城の地元企業3社:経営者5人、社員6人
・社会人(普段は別企業で勤務):のべ11人
・学生:3人

事業費の金額(単位:円)

444,719

 

<NPO支援>

NPOの経営強化を支援。 NPOの困りごとを受入側の代表者と一緒に解決

実施日時

2月~4月

実施場所

仙台市内

従事者の人数

2人

受益対象者の範囲及び人数

地元NPO1団体、代表1人、受入NPOの会員

事業費の金額(単位:円)

26,204

 
 

地域特化型採用・就職・定着支援事業

 

<ランチde就活>

  • 地元企業と学生の交流イベントの企画・実施
  • 地元企業の採用情報をポータルサイトに掲載 (取材・撮影、執筆、Web制作)
  • ニーズヒアリングし、新プログラムの開発
  • 地域の大人・学生が地元企業の採用活動・育成・定着をお手伝いできるしくみづくり

実施日時

12月~1月 4月~8月

実施場所

仙台を中心に、宮城県内

従事者の人数

4人

受益対象者の範囲及び人数

仙台・宮城の地元企業62社、インターン生2人、主に仙台・宮城在住or出身の学生

事業費の金額(単位:円)

237,278