1 事業の成果
<経営革新・創業支援事業>
【社外メンバー協働型(プロボノ事業)】
~運営に関して~
- withコロナに適応し、オンライン会議と3密を避けた会議を併用し、柔軟に運営することができた。
- プロボノと取り交わす書類やアンケートも、オンライン化を進めることができた。
~事業に関して~
- 地元企業1社(5チーム制)・非営利団体1社と、6件に相当するプロジェクトに取り組むことができた。
- これまでは1社1チーム制だったところ、今回初めて、1社複数チーム(プロジェクト)制にチャレンジしたが、いずれのチームも奮闘し、目標(定量・定性)を達成することができた。
- 振り返りを行った際、受入団体からも高く評価いただき、事業としての有効性を確認できた。
=株式会社仙台秋保醸造所(秋保ワイナリー)様=
- プロジェクト名:羽ばたけ!秋保ワイナリー ~販路拡大・広報PR強化プロジェクト~
- 期間:2021年8月~2022年3月
- 所在地:宮城県仙台市
- 事業:ワインの製造・販売
- プロジェクトメンバー:
- ・受入企業2名(代表取締役、取締役)+随時スタッフ
- ・プロボノ25名(県内6名・県外19名、女性14名・男性11名)
- ・協働コーディネーター(コラウェイク)1名
- 実施形態:オンライン(Zoom)がメイン+一部現地
- プロジェクトの目的:ワイナリー事業を抜本的に強化する
- プロジェクトの内容:「販路拡大・強化チーム」、「広報PR・ECサイト運営チーム」、「イベント企画・運営チーム」、「店舗活性化チーム」の4チーム制で取り組んだ。また、希望者は兼任で「テロワージュ東北チーム」でも活動を行った。
コンサルティング的な基礎分析は全チーム共通で実施し、その後はチームに分かれて活動した。
=一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(J-ABS)様=
- プロジェクト名:目指せ!アフリカ甲子園 ~持続可能な事業モデルをつくろう~
- 期間:2021年8月~2022年2月
- 所在地:東京都新宿区
- 事業:開発支援、人材育成
- プロジェクトメンバー
- ・受入団体4名(代表理事、理事、事業ダイレクター、営業担当)
- ・プロボノ8名(国内7名・海外1名、女性1名・男性7名)
- ・協働コーディネーター(コラウェイク)1名
- 実施形態:オンライン(Zoom)のみ+臨時で現地イベント手伝い
- プロジェクトの目的:アフリカで野球・ソフトを通じて人材育成をするため、持続可能な事業モデルをつくり、収益化する。
- プロジェクトの内容:基礎分析から始め、商品モデルづくり、営業強化、広報PR強化、その他調査に取り組んだ。リサーチ・分析から、モデル構築、資料作成、各種手段の実行まで、役割分担しながらトータルに取り組んだ。
~その他~
- これまでの「プロボノ事業」の気づきをふまえ、「プロボノ・コンサル部」をブラッシュアップした。
- プロボノ説明会を実施し、「プロボノ・コンサル部」に50名の登録者を獲得できた。
<採用・就職・定着支援企業(まちの人事部事業)>
- 2021年4月より、採用・インターンシップ情報等が掲載でき、相手と直接コンタクトが取れる「ランチde就活」ポータルサイトを引き継いだ。名前の通り、ランチを申し込めるのが最大の特長だが、オミクロン禍により、サービス自体を広めることが困難となった。
そこで、かねてからの課題であった、デザイン・機能・コンテンツの改善に注力することにし、「ランチde就活」ポータルサイトのリニューアルを行った。前年に計画していた改善でなく、当サイトを新しく制作し直した。
これにより、デザイン・機能・コンテンツの改善に加え、自前での編集が容易になって編集費が減るとともに、サーバー代、保守費用、ソフト更新料等の固定費も大幅に削減できるようになった。
サイトの見た目と内容に関しては、学生・若手社会人からのリクエストを取り入れて行った。
まだ当分、苦しい事業展開が見込まれる中、コスト的には運営していける体制をつくることができた。(完成は2022年8月であり、4期はリニューアル中) - 掲載の有料化とコロナ禍により、掲載社数は少なくなったが、採用の意欲と経営強化、社会貢献への意欲が強い素敵な企業様に継続いただくことができた。ビジョン・ミッションに基づき、目の前の顧客を大切に、事業を進めていくこととする。
- 少人数ではあるが、プロボノと一緒に「ランチde就活」ポータルサイトのコンセプトや支援事業の方向性について一緒に議論し、決めることができた。後半は、「ランチde就活」のブランディングと営業資料の作成に取り掛かった(現在進行中)。今後、プロボノ、インターン生を増やしてチームを組んで事業を進めていきたい。
- 「ランチde就活」ポータルサイトの掲載企業様に、自社ページの改善を行っていただけるよう、企業様ごとに修正・改善ポイント一覧を作成し、改善依頼を行った。その改善依頼に基づいて改善が行われ、その内容を新しいサイトでも引き継ぐことができた。
<地域課題の解決事業>
- 当会は、企業・NPOをクライアントとした自主事業を強みとしているが、当会のビジョン・目的にマッチする案件であれば、自治体等との連携も試していきたいと考えている。そこで、第4期では、仙台市より「地域課題解決プロボノ活用 企画・運用業務」(協働まちづくり)を受託し、2つのエリアにおいて、宮城県内外の社会人・市民が、地域住民と協働し、安心安全のまちづくりに取り組んだ(2021年6月~2022年3月末)。
報告書『「地域課題解決プロボノ活用」企画・運営業務』を作成し、仙台市に提出するとともに、当会のHPにも掲載(一般公開)した。
2つのプロジェクト運営を通し、町内会とプロボノが協働して行うまちづくりに成果が出ることや、そのための留意点への知見を深めることができた。また、まちづくりにおける役所(仙台市)の組織構造、仕事の仕方、町内会の方やNPOへの対応を目の当たりにし、多くの危機的な状況や改善点に気づいた。 - これまでは、プロボノ・プロジェクトを1名で運営していたが、この業務から、副担当を付けることができるようになった。当会の正会員で、当会が運営するプロボノ・プロジェクトでプロボノとして活躍いただいた人の中から2名アサインし、完走いただけた。そして、うち1名が協働コーディネーターとして5月から主担当(有給)として活動いただけることとなった。
2 事業の実施に関する事項
(1) 特定非営利活動に係る事業
経営革新・創業支援事業
<社外メンバー協働型(プロボノ事業)>
①地元企業・非営利組織の新しい挑戦、課題解決に、普段は別の企業に勤める社会人、学生が一緒に取り組むプログラムを企画・実施。
プロジェクトの設計から、プロボノ募集・マッチング、プロジェクトの併走サポートまで一貫して実施。
実施日時 |
年間を通じて実施 |
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実施場所 |
仙台市内(受入企業の事務所)、東京都内、名古屋市内、オンライン |
従事者の人数 |
2人 |
受益対象者の範囲及び人数 |
・宮城の地元企業1社(経営陣2人、スタッフ7人、プロボノ(普段は別企業で勤務)25人 ・東京の非営利法人1社:経営者1人、スタッフ4人、プロボノ8 |
②「プロボノ・コンサル部」の説明会を実施し、登録者を募集。
実施日時 |
5月〜6月 |
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実施場所 |
オンライン |
従事者の人数 |
1人 |
受益対象者の範囲及び人数 |
登録者50人 |
① + ②
事業費の金額(単位:円) |
1,768,804 |
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地域特化型採用・就職・定着支援事業(まちの人事部事業)
①「ランチde就活ポータルサイト」の運営
(地元企業の採用情報等を掲載[取材・撮影、執筆、Web制作・編集])
②サービスメニューの開発、事業連携、資料作成
③「ランチde就活ポータルサイト」のリニューアル
実施日時 |
・①②:年間を通して実施 ・③:5月~6月 |
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実施場所 |
仙台を中心に宮城県内(施設、企業内)、オンライン |
従事者の人数 |
6人 |
受益対象者の範囲及び人数 |
・仙台・宮城の地元企業で新卒・中途採用をしたい企業 ・サイトの利用者(宮城で就職したい学生・社会人) ・プロボノ3人 ・事業の連携先 |
事業費の金額(単位:円) |
716,023 |
地域課題の解決事業
- 地域課題の解決に資する事業全般
- 当期は、仙台市より「地域課題解決プロボノ活用 企画・運用業務」を受託し、実施
【テーマ】地域団体とプロボノが協働し、誰もが安心・安全に暮ら
せるまちづくりに取り組む
実施日時 |
7月~3月 |
---|---|
実施場所 |
仙台市内(自社事務所、市役所、地域団体事務所)、オンライン |
従事者の人数 |
3人 |
受益対象者の範囲及び人数 |
・仙台市内の2地域(泉区遠見塚地区・住吉台地区)町内会、社会福祉協議会、地域包括支援センター:住民、職員 ・プロボノ11人(居住地 宮城県内6人、県外5人) ・報告書の閲覧者(一般公開) |
事業費の金額(単位:円) |
658,339 |